外国人技能実習制度を活用するうえでまず重要なのが、現地での面接です。
そこで当組合では、自らも「外国人技能実習生」だった職員が企業に随行し、トータルにサポート。
一般的には学科試験と簡単な面接で合否を決定するケースが多いのですが、当組合では、協調性や勤勉さを見抜く独自の試験と、担当職員の豊富な経験を組み合わせることにより、高い確度で将来性のある実習生を採用することに成功しています。
面接にて採用が決定した実習生は、来日のための準備として、まずは現地で教育を受けることになります。その際も当組合は、質の高い教育実績を誇る送り出し機関と提携しています。日本での経験を持つ元実習生のなかから、日本語のレベルや人柄などで選ばれた教官が指導を担当。
実習生たちは、日本語はもちろん、トイレの使い方やごみの分別方法といった基本的な日本の文化・習慣まで指導されたうえで、日本に送り出されます。
当組合は、自前の研修施設を備えている数少ない存在です。外国人技能実習生の受入れを成功させるためには、来日後の1か月間の教育が特に重要。そこで当組合ではJR博多南駅の間近にある自社ビルに、教室や生活のための寝室、台所、洗面所、シャワー室を完備し、来日したばかりで不安も抱える実習生たちにほぼ1日中寄り添いながら、日本語や生活習慣を教えていきます。
特に大切にしているのは、元気なあいさつや、使う場所を整理整頓する、人の話を聞く、といった人間性の教育。ここで過ごす1か月間が実習生たちの質を決めるといっても過言ではありませんし、実習生にとっても、ここでの教育がその後の人生に大きな役に立つと信じています。
職場に送り出した後も、実習生と企業を継続的にフォローしていきます。例えば、初めて外国人技能実習生を受入れるときは不安がつきもの。そこで最初の数日間、職員が自ら実習生とともに職場に入って、同僚の皆さんとの橋渡しをすることもあります。また近年効果をあげているのが、SNSの活用です。
職員が実習生全員とこまめに連絡がとりあえる体制を整えていますから、実習生たちの不安も解消。また企業からのメッセージを実習生に確実に伝えることもできるうえ、急病など緊急の場合にもすぐに対応することができます。
当組合は、福岡県内の事業者に経営指導を行っている商工会と、その会員企業様よりご連絡を受けた場合、さまざまなご相談に対応しています。
また、平成28年に福岡県商工会職員協議会にて「外国人技能実習制度」に関する講演も行いました。
「外国人技能実習制度」への関心が年々高まってきているのと同時に増えてきたのが、当組合への講演依頼です。当組合では現在、月に数度の頻度で、さまざまな団体や企業からの依頼を受けて、講演会や勉強会を行っています。場所はご指定の会場でOK。当組合の職員が足を運び、制度の概要から、受入れの具体的な流れまで、「外国人技能実習制度」の基礎知識をわかりやすく説明させていただきます。
講演会のご依頼などは、お電話、お問い合わせフォームよりご連絡ください。